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Bluetoothイヤホン【BeoPlay H5】を使ってみたがすぐに手放した話

だいぶ前にBang&OlufsenBeoPlay H5というBluetoothイヤホンを買った。非常に良いイヤホンだったけれど、最終的に手放してしまった。

その理由を2か月ほど使ってみた感想を交えながら書こうと思う。

 (実はこの記事ずっと下書きのまま放置されていた)

 

 

私が選んだのは「モスグリーン」

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派手さがなく落ち着いた色。他にはブラックとピンクがあった。iPhone6sでローズゴールドが出てからピンク系のガジェット多くない?

今回は開封レビューは省略。

Bang&Olufsenデンマークオーディオメーカーで数々のオーディオ製品を生み出していてどれもデザイン音と共に上品でクオリティがとても高い。そして値段も高い

 

 

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ハウジングにはスピン加工がされたロゴ。

 

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左右のハウジングをマグネットでくっ付けることができるため、使わないときは首から下げてネックレスのようにつけることができる。

このあたりの使い勝手が良かった....と言いたいけれど磁力が弱いから外れやすいかった

 

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ケーブルもモスグリーン。(ピントが合ってないのは許して.....)

ケーブルの表面が布のような素材だけれど、これがイマイチ。タッチノイズがものすごい気になる.....

そしてデザインがコタツみたい。ダサいしBang&Olufsenらしくない。

今は持っていないからわからないけれど、夏場とか汗をかくと厳しそう。汗が染みこんだらどう洗うんだろう?

 

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左側にリモコンがついている。ボリューム調節はもちろん、スキップや前の曲に戻る機能もちゃんとある。

 

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面白いなと思ったのが充電方法

専用のキューブ型の充電器にマグネットで付けるだけで充電できてしまう。

 

 

音質

音質はやっぱりBang&Olufsenクオリティー。高音が特にきれいで伸びが最高だった。

ボーカルだけでなく楽器の音もしっかり聞こえて感動した。この辺りは数千円レベルのBluetoothイヤホンとは圧倒的に違った。まさに上品な音という感じだった。

AAC、apt-X、SBCにも対応している。目立った遅延はなく困ることはなかった。

ただ高音寄りのため低音が欲しい人には合わないかも?

 

けれど画竜点睛を欠いている

音に関しては文句なしで最高だった。デザインも流石のBang&Olufsenでハウジングや充電方法はスタイリッシュだ。

しかし使っていると気になることが非常に多く最終的には耐え切れずに手放すことになった。

タッチノイズがひどい

音楽を聴いているとタッチノイズが本当にひどかった。音を聞くはずのもので音が聞きずらいのはあまりに痛い。もちろんケーブルを抑えるためのクリップもついているがそれでも私の場合気になってしまった。

そもそもあのケーブルの素材自体を見直した方が良いと思うけれど.....

耳に合わない

これは個人的な問題。左耳に全く合わず定期的にポロッと外れた。イヤーピースがシリコンとコンプライが各S,M,Lの計6つ付属していたがどれも合わなかった。いや、ハウジングが大きすぎて耐えられなかったのかもしれない。

ハウジングが大きいのが関係しているかもしれないが、まずはお店などで着け心地をチェックした方がいい。

充電器

充電方法はよかったけれど充電器が気になった。

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イヤホンと接続するこのキューブだけれど、これがケーブルと一体化している。それがどうした?、だから何だ?と思うかもしれない。

これの問題は使っていくうちにケーブルが断線する可能性があるということ。このキューブがmicroUSBやLightningケーブルで接続可能なら断線してもケーブルを変えるだけで済む。さらにケーブルも長いため持ち運ぶ時も邪魔になる。

どうでもいいことかもしれないが、この手の独自規格は壊れた時や生産やサポートが終ったときにとても困ることが多い。

値段が高い

ただ単純に高いということではない。Bang&Olufsenの製品はどれも品質が高い故値段も高い。

ただこのH5に関しては別。値段に対してのクオリティーが釣り合っていないように感じる。せっかくの音を他が台無しにしているように感じた。

個人的な考えだけどスピーカーや有線のイヤホン・ヘッドホンとは違い、Bluetoothの場合新しいバージョン(Bluetooth4.0など)や規格(apt-x)が出てくるため何年か経つと取り残されるということがあるので同じものを何年も使い続けるのは厳しく感じる。そうすると次々に移り行くモノに何万もかけるのはどうかと感じてしまう。(だからこその高級路線のBang&Olufsenというとらえ方もあるが)

 

まとめ

長々と書いたが、買わなきゃよかったとは思わなかった。ただ本当におしいイヤホンだった。

Bang&Olufsen初のBluetoothイヤホンなので(?)気になる点も多々あった。そこは次の次のモデルに期待したいところ。

Bluetoothイヤホンの場合「使い勝手」というポイントが重要になると私は思う。(それはBang&Olufsenの方向とは違うのではないかという話は置いておいて)AirPodsなどがW1チップを搭載したりAplayのように通知を読み上げるなど、これまでとは違うより生活に密着したイヤホンが出ている中でH5は今後どのような方向へ進むか楽しみだ。